2023-24年度RIテーマ

世界に希望を生み出そう

 


2023-24年度

明石北ロータリークラブ会長

兼古 茂樹


就任ごあいさつ      

 

温 故 知 新

 

 この度、明石北ロータリークラブ第48代会長を拝命致しました。

誘われるがまま入会させていただき、20余年が過ぎました。

入会後2年半、五里霧中の状態で幹事を任され、その後各委員長を務めてまいりましたが、入会時と比べて現在のロータリークラブ(地区、我がクラブも)は雰囲気が変わったように感じます。

 

 今年の地区協議会におきましてもガバナー及びガバナーエレクトを初めパストガバナー等の話はRIの請け売りに終始し、PowerPointの内容も多くが重複している有り様です。

 そしてその最重要課題は相も変わらず活動資金集めとそれが為の会員増強です。

  日本における少子高齢化や長い不況なども影響しているのでしょうが、ロータリークラブにおいて会員増強が喫緊の課題である昨今、新入会員に対して退会防止のためか腫れ物に触るように見えるのは私だけでしょうか。

メークアップ期間の変更に見られるように日本だけでなくRIも悪戦苦闘しているように思えます。

 会員数が右肩下がりの中、親睦活動を日々楽しむことができても、任期が一年という委員長を毎年転々と務めながら、各委員会を深く理解し活動していくのは容易ではなく、充実したものになる筈がありません。

 

 RIから今年度のテーマは“CREATE HOPE in the WORLD”です!などと鼓舞されても別世界の話のようで、到底個々の会員の琴線に触れるとは思えません。

 押し並べて国際奉仕委員会の活動を身近に感じることは困難です。

 

 私と同世代のロータリアンでは、職業奉仕を初め社会奉仕、青少年奉仕に対するそれなりの解釈はあっても強い拘泥はないというのが実情ではないでしょうか。

 職業奉仕とは云々…、諸先輩方が仰ることにも差異があります。

 RI、地区の仰せなど禅問答のようです。

 

 町の小さな一つのクラブが背伸びせずに活動できることは何でしょうか。

 退会等で中間層が薄く、幹事の候補者選びに苦慮するような状態の我がクラブの各会員は先ずは毎週の例会に出席し小さな規則やマナーを遵守し、その上で居住地であり職場である身近な地域社会に対して何かしら還元していくことが肝要だと思います。

 そしてそれが市民に対しての広報となり、また将来の会員増強にも繋がると考えます。

 

 我がクラブで活動してきた過去の奉仕活動の多くは、地区からの要請、指示に応じての単発、散発的なものです。(財団や災害地への寄付等)

 

ニコニコ奉仕箱の多額の繰越金が明白な証左です。

 

 会長として創立50年に向けて、RIや地区からの要請、推奨ではなく我がクラブ独自の、地域に根差した、そして継続的な奉仕活動を構築できるようCLP会議等で議論の上、クラブフォーラム等を通じて会員に周知し、会員全員で恒常的に奉仕活動できるようなクラブに成長できるよう率先垂範できればと思っています。

 

 そして、日本のロータリークラブにおける米山奨学会やRIにおけるポリオ撲滅(ポリオウイルスは撲滅できれば活動は終極を迎えるが…)のように我がクラブでもフラッグシップとなる恒常的な奉仕活動を構築できれば…、という深謀遠慮があります。

 

 Service above self (超我の奉仕)は実行困難であっても、One profits most who serves best.(情けは人の為ならずと同義でしょうか)これならば打算的ですが仏教由来の因果応報、日本人として受け入れ易いのではないでしょうか。

 

 恣意的な活動などが求めている人々への真の奉仕に繋がるとは思えません。

 

 前以て新聞社に取材依頼し、ロータリークラブのお揃いのTシャツを着用してのスタンドプレーなどで自己満足していて良いのでしょうか。

 この一年間は、我がクラブの将来の活動の糧として、過去47年間の先人の活動を振り返る温故知新の年度にしたいと思っています。

 

 一年間、呆れずにお付き合いください。

 何卒宜しくお願い致します。

2023年7月1日

2023-24年度 明石北ロータリークラブ

 第48代会長 兼古茂樹

 

ロータリーの目的

ロータリーの目的は、意義ある事業の基礎として奉仕の理念を奨励し、これを育むことにある。

具体的には、次の各項を奨励することにある。

 

【第1】知り合いを広めることによって奉仕の機会とすること。

【第2】職業上の高い倫理基準を保ち、役立つ仕事はすべて価値あるものと認識し、社会に奉仕する機会としてロータリアン各自の職業を高潔なものにすること。

【第3】ロータリアン一人一人が、個人として、また事業および社会生活において、日々、奉仕の理念を実践すること。

【第4】奉仕の理念で結ばれた職業人が、世界的ネットワークを通じて、国際理解、親善、平和を推進すること。

四つのテスト

  1. 真実かどうか
  2. みんなに公平か
  3. 好意と友情を深めるか
  4. みんなのためになるかどうか

国際ロータリー 第2680地区 明石北ロータリークラブ

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